建築の世界は、いろんな慣習や縁起を担ぐことが多い業界です。地鎮祭(じちんさい)を大安吉日に行うとか、鎮め物を基礎の下に埋めて家の繁栄を祈願したりとか。この「鎮め物」の文字を眺めていたら、はたと気づきました。土地の使用の許しを得るため、鎮め物を供え祈願する儀式 = つまり地鎮祭。お恥ずかしながら、工事の安全祈願のための地鎮祭(起工式とか地祭りとも呼ぶ)との認識しかありませんでした。言葉には、きちんとした由来・意味があるものですね。地鎮祭も、滞りなくとり行われました。