一言で外壁といっても、たくさんの工法・仕上があります。今回は、外壁通気工法を採用したセメントボードへの吹き付け仕上を、工程ごとに時系列で追ってみました。最初は通気胴縁(つうきどうぶち)と呼ばれる木材を、断熱ボードの上に取り付けている状態です。胴縁に外壁材を打ち付けると、18mm程度の隙間ができます。暖められた外壁の熱や湿気は、この隙間を通して上方に抜けていきます。これが通気工法です。続いてセメントボードを通気胴縁に打ち付けた状態です。次に、下地調整用のベースコートを塗りつけた状態です。表面の凹凸がなくなるので、仕上材がきれいに仕上がります。最後に、吹き付け仕上材を吹き付けて完了です。