《建てよう会》30代でこだわりの家を建てよう

《建てよう会》30代でこだわりの家を建てよう

毎日、ほとんどは、明るく、騒がしく
あわただしく過ごしていますが、
時折、何の前触れもなく、
落ち込むことがあります。

たとえば、

子供が言うことをきかないとき、
両親と意見が合わないとき、
仕事のことで愚痴りたいとき、など。
自分一人の胸の内に納めなくては
ならなくて、ため息をつきたくなる
こともしばしば…。

それから、周囲にはあまり自分から
死別の母子家庭だと言うことはないのですが、
どうしても話さざるえない状態になって、
話すと、びっくりされて、
よく「ごめん、辛いことを聞いて。」
って、あやまられます。

別に、あやまらなくていいのに…。
私たちって、そんなに可哀相に見えるのかな。

多分、あまり多い事例ではないから、
大部分の人はどう接したらいいのか、
分からないのだと思います。

そういう周りの反応をみると、
余計、何にもなかったように
明るく振る舞ってしまう癖は
いつのまにかついているかもしれません。
子供達の前でさえも…。



これは、夏に今井繁三郎美術館に3人で行ったときの写真です。

実は、この少し前に、一人でこの美術館に行きました。
帰ろうとしたときに、ここの館長さんに
なんとなく自分のことをしゃべってしまいました。

そうしたら…

「あのねえ、私の父が亡くなったとき、私も一年くらいは
父の跡を継ぐっていうので必死でなにも感じなかったの。
でもね、1年過ぎたら、突然感情がぶわぁっ!って吹き出してきて。
収集がつかなかったの。自分が思ってもみなかった感情が
どんどんやってきて、どうしようもなかったのよ。多分、あなたも
その時期なのよ。だから、そういうときはそういうものだと
受け流す方がいいと思う。
だから、私はあなたにがんばれっては言わないわ。
多分、十分がんばってきたんだと思うし。」
それから、
「いい母親になんかなろうと思わない方がいいわ。
私なんて4人育てたけど、全然母親業なんて完璧にできない!って
周りにずっと言い続けてたわよ。」

ずっと「がんばれ。辛い状況でも弱音を吐くな。まだ、頑張れる。」って
言われてて、そういうものだと自分に言い聞かせて…。
事実、自分の身内にも、励ましの意味があったのでしょうが、
「愚痴ったってしょうがないでしょう。頑張らなきゃ。」
とずっと言われ続けて。一体どこまで頑張れば、ゴールが見えるのか。
私が辛いと思うのは、おかしいのかって思うくらいでした。

だから、こう言われて、かなり救われた気持ちになりました。

そういえば、仕事で会った方で、ご主人を数年前に亡くされた方が
「いまだに、感情の波があるのよ。でも、そういうものだと
受け入れるようにしているの。」とおっしゃってました。



「人が人から身体に受けた傷は、薬で治せるけれど、
人が人から受けた心の傷は、人でしか癒せない。」
という言葉を聞いたことがあります。

私も、いつか心に深い傷を受けて
辛い気持ちで苦しんでいる人に
接することがあるとき、
ほんの少しでも、ほんの一瞬でもいいから、
その人の気持ちを軽くしてあげられたら…
と思っています。

2009/11/14 22:53:Copyright (C) くろーばーはうすのおはなし
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